ダウンロードが完了し、バージョンアップも実行し終わったのに、起動するとなぜかバージョンが元のままだった場合

＜以下、檀家管理を例に説明しますが、名簿処理、会計処理も同じです＞

●原因ですが、バージョンアップで指定したインストールフォルダが違っている可能性とウィルス対策ソフトが実行を遮断してる原因の可能性があります。
ウィルス対策ソフトが原因の場合、ダウンロードのページを参考に対策ソフトを停止させて再度ダウンロードから開始してください。

ここでは指定したインストールフォルダが違っている場合についての対処を記しておきます。

ダウンロードしたバージョンアッププログラムを実行すると、既定値で「ドキュメント」を指定しています。
現在使用している檀家管理のインストールフォルダと違うフォルダを指定してしまうと、起動しても古いバージョンのままとなります。


※いつも「ドキュメント」を指定している、または、このインストールフォルダの設定を変えたことがないのに、このような状態になった場合、Officeにより勝手に「ドキュメント」が変えられている場合があります。（勝手といっても、移動するに「はい」をクリックするように誘導されたのですが。）

●「ドキュメント」フォルダが２つある場合があります。
マイクロソフトのOneDriveフォルダの中に「ドキュメント」フォルダが移動されているためです。
（新しいＰＣでは最初からOneDriveの中に「ドキュメント」フォルダがあったりしますが、これだと「ドキュメント」フォルダが１つだけなので問題ありません。間違えません。）


●動作している檀家管理がどこにインストールされているか確認しましょう

デスクトップ上にある檀家管理の起動アイコンを右クリックし、プロパティを選択します。

リンク先の項目を見ます。上記の場合、先頭が隠れていますが、「…\kosof\Documents\ko_danka12\檀家.accdr」とあります。
リンク先の項目をクリックし、キーボードの矢印キーで先頭に移動すると全体を確認できます。
ここでのリンク先は、「C:\Users\kosof\Documents\ko_danka12\檀家.accdr」です。


例として、OneDrive内にあるドキュメントフォルダにインストールした名簿処理のリンク先を見てみます。

リンク先の項目を見ますと、「…\OneDrive\ドキュメント\ko_meibo11\名簿.accdr」とありOneDriveフォルダの下にあるドキュメントにあることがわかります。


●このように、「ドキュメント」が２つあると、「ドキュメント」フォルダにバージョンアッププログラムをインストールしたと思っても別のフォルダだったりします。使用している檀家管理のインストールフォルダと違うので、檀家管理を実行してみると旧バージョンのままだったということになります。


●バージョンアッププログラムの実行をやり直す。
アプリを削除する必要はありません。
もう一度バージョンアッププログラムの実行をやり直してみてください。
その時は、バージョンアッププログラムのインストール先をよく確認下さい。もし、上記のトラブルなのであれば、”OneDrive”という文字があるかどうかで判断出来ます。

＜参考までに＞
エクスプローラで表示させた時に、どのようになっているか載せてみます。

※OneDriveとは無関係な「ドキュメント」フォルダ
ちなみに、このＰＣではドキュメントが２つあり、左に見える「ドキュメント」（ダウンロード、デスクトップの下）はOneDrive内のドキュメントです。




※OneDrive内にあるドキュメントフォルダの例
「ドキュメント」を右クリックしてプロパティを表示させ、プロパティ画面の場所を見るとOneDrive内にあるのかわかります。